- 「こころ」はいかにして生まれるのか
-
最新脳科学で解き明かす「情動」
ブルーバックス Bー2073
- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2018年10月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784065135228
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[BOOKデータベースより]
自らの行動はすべて理性が決めていると私たちは信じているが、それは錯覚にすぎない。行動は、喜び、怒り、恐怖などの「情動」に、強く支配されているのだ。情動は動物の生存には不可欠だが、人間はさらに、より高次の機能として「こころ」を獲得した。それはどこで生まれ、私たちに何をしているのか?神経科学の第一人者が永遠のテーマを解き明かす!
第1章 脳の情報処理システム
[日販商品データベースより]第2章 「こころ」と情動
第3章 情動をあやつり、表現する脳
第4章 情動を見る・測る
第5章 海馬と扁桃体
第6章 おそるべき報酬系
第7章 「こころ」を動かす物質とホルモン
終章 「こころ」とは何か
人は悲しいから泣くのか? それとも泣くから悲しいのか? これは脳科学では昔から論争が続いている根源的なテーマです。実は動物やヒトの行動は「理性」よりもはるかに強く「情動」によって支配されています。情動がなければ、私たちは意思決定さえままなりません。そしてヒトはさらに、情動より複雑で厄介な「こころ」を身につけました。それはいかにして生まれるのか? 私たちを支配するものの「正体」に第一人者が迫ります!
人は悲しいから泣くのか? 泣くから悲しいのか?
世界的トップランナーが解き明かす「こころ」の正体!
私たちは、自分の行動は自分が考えて決めていると思っている。
己を動かすものは、己の「理性」のみであると信じている。
だが、残念ながらそれは錯覚にすぎない。
行動は理性よりもはるかに、「喜び」「怒り」「悲しみ」「恐怖」などの
「情動」に強く支配されているのだ。
情動とは、生き残る確率を高めるために脳にプログラミングされた、
下等動物からヒトにまで共通する必須の機能なのである。
ところがヒトは、情動よりもさらに複雑な行動決定のメカニズムを獲得した。
それが「こころ」である。
ヒトにはなぜ、このように不可思議で厄介なしくみが備わったのだろうか。
「こころ」はいかにして生まれ、私たちに何をしているのだろうか。
脳神経科学の第一人者が「こころ」の生成プロセスと作動原理を解き明かし、
私たちを支配しているものの「正体」に迫る!
第1章 脳の情報処理システム
第2章 「こころ」と情動
第3章 情動をあやつり、表現する脳
第4章 情動を見る・測る
第5章 海馬と扁桃体
第6章 おそるべき報酬系
第7章 「こころ」を動かす物質とホルモン
終 章 「こころ」とは何か
著者略歴
1964年東京生まれ。筑波大学大学院医学研究科修了。医師、医学博士。日本学術振興会特別研究員、筑波大学基礎医学系講師、テキサス大学ハワード・ヒューズ医学研究所研究員、筑波大学大学院准教授、金沢大学医薬保健研究域教授を経て、現在、筑波大学医学医療系および国際統合睡眠医科学研究機構教授。1998年、覚醒を制御する神経ペプチド「オレキシン」を発見。平成12年度つくば奨励賞、第14回安藤百福賞大賞、第65回中日文化賞、平成25年度文部科学大臣表彰科学技術賞、第2回塩野賞受賞。著書に『睡眠の科学・改訂新版』『食欲の科学』(いずれもブルーバックス)、『「眠り」をめぐるミステリー』(NHK出版新書)など。