この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- フィールドワークってなんだろう
-
価格:880円(本体800円+税)
【2024年10月発売】
- 環境社会学の考え方
-
価格:2,860円(本体2,600円+税)
【2019年04月発売】
- 災害社会学
-
価格:3,080円(本体2,800円+税)
【2020年03月発売】
- 新体感する社会学 新版
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2014年04月発売】
- 生きられた法の社会学
-
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2008年03月発売】
[BOOKデータベースより]
日本において環境社会学という未踏の分野を切り拓いてきた鳥越皓之は、「そこに住む人々の生活の立場に立つ」という生活環境主義の考えを提唱し、小さなコミュニティの大切さを政策論的に訴えてきた。本書は、鳥越に薫陶を受けた論者たちが、それぞれのフィールドとの格闘から生活環境主義という立場の現代的な意義を新たに見出すものである。
生活環境主義再考―言い分論を手がかりに
第1部 コミュニティはなぜ小さくなければならないのか(コモンズの排除性と開放性―秋田県六郷地区と富山県生地地区のアクアツーリズムへの対応から;誰が「負財」を引き受けるのか―震災がれきの広域処理に向き合う地域社会の応答 ほか)
第2部 コミュニティはなぜわれわれ意識を保持するのか(地域が作り出すドラマトゥルギーと役割期待―岡山県高梁市備中町平川地区の事例から;迷惑施設の受け入れと負担の分有―ごみ処理場誘致を試みた滋賀県彦根市B集落の事例から ほか)
第3部 コミュニティはなぜ分け合うのか(放射能汚染が生む交換不可能性と帰村コミュニティ―福島県川内村における自然利用と生活互助のいま;同輩による頼母子講の相互扶助―岐阜県郡上市八幡町の事例から ほか)
コミュニティはなぜ存続しなければならないのか(暮らしが生み出すルール―九州の山村の事例から;コミュニティの“心地よさ”を求めて―ブラジルミナス・ジェライス州の採鉱集落の事例から ほか)
コミュニティはなぜ資源を利用しなければならないのか(森林を育てる村のビジネス―シイタケ栽培にみるパートナーシップ型資源利用の意味;居住者の視点から森林・林業をとらえ直す―アンダーユースの環境問題への所有論的アプローチ ほか)
生活環境主義とコミュニティのゆくえ