- クレーンからおりなさい!!
-
Kom uit die kraan!
フレーベル館
ティベ・フェルトカンプ アリス・ホッホスタット のざかえつこ- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 2018年10月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784577046951
[BOOKデータベースより]
バートは工事現場がだいすきな男の子。ある日とつぜん、さくをのりこえ、ロードローラーやクレーンにのっちゃってさあ大変!みんながおどろいた、そのわけは…。オランダの児童文学におくられる「銀の石筆賞」受賞作!
はたらく車って、どうしてあんなにかっこいいんでしょう。救急車、パトカー、ダンプカー、ごみ収集車……。歩道で釘づけになっている子どもを、私も道でよく見かけます。そんなお子さんにぜひ読んでいただきたいのが、この絵本です。ちっちゃなバートは工事現場を見るのが大好きな男の子。ロードローラー、コンクリートミキサー車にクレーン。「ぼくもあんな機械を動かしてみたいなあ」というのがバートの夢です。工事現場で働くおじさんたちは、「入っちゃだめだよ。子どもが入ったらおまわりさんがくるんだよ」といつも見に来ているバートに言い聞かせるのです。ある日のお昼休み。作業をしているおじさんたちも事務所に戻って休んでいます。そんなとき、年上のハンスとケースに「工事現場に入るのがこわいんだろ」とからかわれたバート。「ちがうよ」と答えたバートは、少し考えたあと、なんと工事現場に入ってしまうのです!そしてロードローラーを動かして道路に出ると、停まっていた車をごろごろ ぐしゃん!とつぶしてしまいます。それだけではありません。今度はコンクリートミキサーにのり、道の上にコンクリートを流します。ぐるぐる どろろーん!いくらなんでもやりすぎです。ところがさらに、クレーンを動かしはじめます。ついにパトカーが駆けつけてくるのですが……。バートはどうなっちゃうんだろう、とハラハラしてしまいます。ところが、このあと、驚きの展開が待ち受けているのです。えっ、えっ、どういうこと?と、びっくりして、絵本を最初からじっくり眺め返さずにはいられません。大判な造本で、絵がのびのびしていてカラフルで、見どころ満載です。この“絵”に注目して読むと発見があるかもしれませんよ!?本書がオランダのすぐれた児童文学に贈られる「銀の石筆賞」を受賞しているのもうなずけます。痛快さと驚きにあふれた絵本、ぜひ手に取ってみてください。
(絵本ナビ編集部 )
工事現場を見るのが大好きな少年バート。
工事現場の人たちから、中には入ってはダメ、警察を呼ぶぞと言われていたのですが、
ある日、中に入ってしまい、そのあとは、
ロードローラーで車を潰したり、道にコンクリートを流したり、もう、やりたい放題!
と思ったら、ちゃんとその行動には意図があったようで。
最初から読み返してみて、納得でした。
バート、小さいのに、すごい!(tori.madamさん 30代・大阪府 女の子7歳、女の子4歳)
【情報提供・絵本ナビ】