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[BOOKデータベースより]
古本というフィールドを自在に駆けめぐる“知”の冒険。すべて単行本未収録の講演、インタヴュー、論考等で構成!文化人類学者・山口昌男が私たちに遺した貴重な置き土産!!
第1部 『「挫折」の昭和史』と『「敗者」の精神史』の周辺(書物と静岡;吉野作造と街角のアカデミー;再生へのもうひとつの視座―水平型ネットワーク人に学ぶもの;私の田中智学;山名文夫の仕事;探墓多磨霊園―武蔵野の緑に囲まれて眠る人々)
[日販商品データベースより]第2部 西洋と日本のアートとスポーツ(蝶々と人魚―大正のシンボル;文化とスポーツ;先人の著書にみるユーモア;会津幻視行)
第3部 古本と新しいパラダイム(近代日本における“知のネットワーク”の源流;『書画骨董雑誌』をめぐって;雑本から始まる長い旅インタヴュー)
すべて著者の単行本未収録の講演、インタヴュー、論考等で構成!
これは山口昌男が私たちに遺した貴重な置き土産である!!
後期山口人類学は、自ら“敗者学”と名づけた、近代日本において挫折した人々や戊辰戦争に敗れた幕臣たちのネットワークの探求に向けられた。それは『「挫折の昭和史」』『「敗者」の精神史』等の著作へと結実したが、著者は同時期に、敗者学に?がる講演を各所で行っている。本書に収録したのは、これまでの著者の単行本には未収録なものばかり。なかにはどこにも発表されずに著者の自宅で眠っていたものもあり、初めて眼にする読者も多いはずだ。同じく、単行本初収録となる敗者学関連のインタヴュー、論考、紀行文等も併せて収録する。