独立自尊

福沢諭吉と明治維新
ちくま学芸文庫　きー２６ー１

筑摩書房
北岡伸一　

• 価格: 1,540円（本体1,400円＋税）
• 発行年月: 2018年09月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784480098771

内容情報

[BOOKデータベースより]

福沢諭吉は、西洋文明との対比のなかで、日本文明の特質を根源的に考察し、国家の発展には何が必要かを問い続けた。そして、脈々たる熱情をもって人々に精神の変革を訴えかけた。本書は、中津藩時代から晩年まで、因習に挑み、明治国家建設に邁進した生涯を描いたものである。『学問のすゝめ』『文明論之概略』の論評や朝鮮問題の再検討など、随所に示される著者の見解は、国家の歩みとともにあった人物の統一的把握をもたらすだろう。福沢の思想の真髄を明快に伝える最良の評伝。

中津時代
緒方塾
アメリカに行く
ヨーロッパを知る
『西洋事情』
慶応義塾
『学問のすゝめ』
『文明論之概略』
維新のリーダーと福沢諭吉
「国会論」と十四年政変
家庭と日常生活
朝鮮問題
内閣制度の創設と条約改正
初期議会と日清戦争
晩年と死
福沢諭吉と伊藤博文

[日販商品データベースより]

国家の発展に必要なものとは何か――。福沢諭吉は生涯をかけてこの課題に挑んだ。今こそ振り返るべき思想を明らかにした画期的福沢伝。解説　細谷雄一