- 志士から英霊へ
-
尊王攘夷と中華思想
犀の教室 Liberal Arts Lab
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2018年06月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784794970367
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[BOOKデータベースより]
反逆の罪に問われて死罪となった吉田松陰は、明治になって甦り靖国神社に祀られ、教育者としても賞揚されている。西郷隆盛も、時代によって、人によって評価がわかれる。幕末に尊王攘夷を揚げた志士たちの実像は、為政者や時代の空気によって書き換えられる。そもそも尊王攘夷とは、中国の儒教から出てきた考え方で、君主の権威を擁護して異民族を国外に排斥することである。幕末の志士たちは、列強の脅威をはらい天皇を担ぎ出して維新を遂行した。やがて彼ら自身が英霊として担がれ、1945年まで生き続ける。志士から英霊へ―継続あるいは転換はどのようにおきたのだろうか。
1 二人のジェダイ―西郷隆盛と吉田松陰(西郷隆盛と足利尊氏―大河ドラマ「西郷どん」雑感;西郷隆盛の敬天愛人 ほか)
[日販商品データベースより]2 ダークサイドの誘惑―殺身成仁の美学(死を見据える―儒教と武士道、「行の哲学」の系譜;太平記、宋学、尊王思想 ほか)
3 エンパイアの理念―宋学の思想史的意義(思想史から見た宋代近世論;宋学の尊王攘夷思想とその日本への影響 ほか)
4 フォースと共にあれ―理気論の人間観(朱子学の理気論・心性論;東アジア伝統思想の「尊厳」 ほか)
反逆の罪に問われて死罪となった吉田松陰は、明治になって甦り靖国神社に祀られ、教育者としても賞揚されている。西郷隆盛も、時代によって、人によって評価がわかれる。幕末に尊王攘夷を掲げた志士たちの実像は、為政者や時代の空気によって書き換えられる。
そもそも尊王攘夷とは、中国の儒教から出てきた考え方で、君主の権威を擁護して異民族を国外に排斥することである。幕末の志士たちは、列強の脅威をはらい天皇を担ぎ出して維新を遂行した。やがて彼ら自身が英霊として担がれ、1945年まで生き続ける。志士から英霊へ――継続あるいは転換はどのようにおきたのだろうか。『儒教が支えた明治維新』に続く新・維新論。