- 毎日が辞世の句
-
東京四季出版
坂口昌弘
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2018年06月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784812909942
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[BOOKデータベースより]
人は例外なく必ず死ぬが、死ぬときはわからない。毎日詠む句や歌が、偶然、辞世の言葉としてのこる。死後の魂のゆくえは不可知だが、言葉は詩魂としてこの世にとどまる―死ぬまでに知っておきたいすぐれた俳人・歌人・詩人たちの、さいごの言葉。
井原西鶴(52)浮世の月見過しにけり末二年
[日販商品データベースより]松尾芭蕉(51)旅に病で夢は枯野をかけ廻る
与謝蕪村(68)しら梅に明る夜ばかりとなりにけり
小林一茶(65)生身玉やがて我等も菰の上
夏目漱石(49)人に死し鶴に生れて冴え返る
正岡子規(35)糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
高浜虚子(85)春の山屍をうめて空しかり
飯田蛇笏(77)誰彼もあらず一天自尊の秋
武者小路実篤(90)死ぬ時は/静かに死のう
杉田久女(55)鳥雲にわれは明日たつ筑紫かな〔ほか〕
今日の発句は明日の辞世
人は例外なく必ず死ぬが、死ぬときはわからない。毎日詠む句や歌が、偶然、辞世の言葉としてのこる。死後の魂のゆくえは不可知だが、言葉は詩魂としてこの世にとどまる――
死ぬまでに読みたい、すぐれた俳人・歌人・詩人たちの、さいごの言葉