- 馬・車輪・言語 下
-
文明はどこで誕生したのか
The Horse,The Wheel,and Language
筑摩書房
デイヴィッド・W.アンソニー 東郷えりか
- 価格
- 3,300円(本体3,000円+税)
- 発行年月
- 2018年05月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784480861368
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[BOOKデータベースより]
最古の文明の一つとされるメソポタミア。この地には農産物以外の資源は何一つない。貴石も金属も木材も羊毛も、すべて遠隔地からもたらされた。一体誰がそれを運んだのか?運搬のための荷車や、それを引く馬をこの地にもたらしたのは誰なのか?やがて人類は青銅器時代を迎え、いくつもの大国が政治的な駆け引きを繰り広げるようになる。ヒッタイト、ミタンニ、エジプト、各地で活躍したのはチャリオット、二輪戦車部隊の傭兵だった。その証拠は、古代インドの聖典『リグ・ヴェーダ』に遺されている。そこに書かれた「アーリア人」とは誰なのか―。ナチスのプロパガンダのために、タブーとして封印されてしまったアーリア人の起源問題は、いまようやく解かれる間際まで来ている。人類文明史のミッシングリンクに迫る考古学の大著、待望の邦訳。
2 ユーラシア・ステップの開放(承前)(ステップの境界に生じた変化の兆し―政治的権力の源泉;四輪荷車に居住する人びと―印欧祖語の話し手たち;西方の印欧諸語;北部ステップの二輪戦車の戦士;ユーラシア・ステップの開放;言葉と行動)
補遺 放射性炭素年代についての註記