- 奥のほそ道
-
THE NARROW ROAD TO THE DEEP NORTH.
- 価格
- 4,180円(本体3,800円+税)
- 発行年月
- 2018年06月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784560096291
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[BOOKデータベースより]
1943年、“死の鉄路”建設で地獄のような日々を闘っていた、捕虜の軍医ドリゴ。そこへ一通の手紙が届き、すべてが変わってしまう…。『グールド魚類画帖』で絶賛を博した作家が、第二次世界大戦中の父親の過酷な捕虜経験を題材にして、12年の歳月をかけて書き上げ、「傑作のなかの傑作」と激賞された長篇!ブッカー賞受賞作品。
[日販商品データベースより]ブッカー賞受賞作品
1943年、タスマニア出身のドリゴは、オーストラリア軍の軍医として太平洋戦争に従軍するが、日本軍の捕虜となり、タイとビルマを結ぶ「泰緬鉄道」(「死の鉄路」)建設の過酷な重労働につく。そこへ一通の手紙が届き、すべてが変わってしまう……。
本書は、ドリゴの戦前・戦中・戦後の生涯を中心に、俳句を吟じ斬首する日本人将校たち、泥の海を這う骨と皮ばかりのオーストラリア人捕虜たち、戦争で人生の歯車を狂わされた者たち……かれらの生き様を鮮烈に描き、2014年度ブッカー賞を受賞した長篇だ。
作家は、「泰緬鉄道」から生還した父親の捕虜経験を題材にして、12年の歳月をかけて書き上げたという。東西の詩人の言葉を刻みながら、人間性の複雑さ、戦争や世界の多層性を織り上げていく。時と場所を交差させ、登場人物の心情を丹念にたどり、読者の胸に強く迫ってくる。
「戦争小説の最高傑作。コーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』以来、こんなに心揺さぶられた作品はない」(『ワシントン・ポスト』)と、世界の主要メディアも「傑作のなかの傑作」と激賞している。