- 二葉亭四迷 新装版
-
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2018年04月
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784389401269
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[BOOKデータベースより]
二葉亭が自らに「くたばってしまえ」と言い放って、ペンネームを「二葉亭四迷」とした、という話はよく知られている。自分が文学者であることを何よりも嫌悪し、幾度か文学を放棄した。しかし、そのようにして書かれた彼の創作、翻訳、評論が、近代日本文学確立のために果たした役割は非常に大きい。また、『浮雲』『其面影』『平凡』等、数少ない彼の小説は、今なお色あせることなく我々に感動を与えるが、その背後には、明治の知識人としての彼の深い人間的苦悩があった。若くして、政治・外交官を志してロシア語を学び、大陸へ渡ること二たび、志のとげられぬままついに旅先で病を得てシンガポールのベンガル洋上で四十六歳の生涯を閉じる。その波瀾多い苦難の生涯は、単に文学者という域にとどまらず、いわば明治という近代文明黎明期の一先駆者の人間記録としても、万人の胸をうつものである。
第1編 二葉亭四迷の生涯(文学への眼覚め;野心と絶望;青春彷徨;生活の嵐の中で;父の死 ほか)
第2編 作品と解説(浮雲;其面影;平凡;翻訳および文学論;むすび)