- 花の分子発生遺伝学
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遺伝子のはたらきによる花の形づくり
- 価格
- 3,630円(本体3,300円+税)
- 発行年月
- 2018年04月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784785358686
[BOOKデータベースより]
地球上には約25万種を超える被子植物が生育しており、多様な花を咲かせている。本書では、単なる植物発生学の知識や現在の理解を解説するのみではなく、その理解がどのような研究によってもたらされてきたのか、研究の内容や歴史に踏み込んで解説。ABCモデルから花の性決定まで。花の発生に関する最新の知見を紹介。
第1章 植物の発生の概観
第2章 発生遺伝学的研究手法
第3章 メリステム―幹細胞の維持と器官分化の場
第4章 花成制御の分子メカニズム
第5章 花器官アイデンティティーの決定
第6章 メリステムアイデンティティーと花と花序の発生機構
第7章 生殖器官の形態形成
第8章 多様な花の形態と遺伝子機能
「花はどのようなメカニズムで咲くのか」という昔からの疑問に対して、最新の知見を豊富な写真とカラー図版で紹介した本格的な入門書。
シロイヌナズナやイネ、トウモロコシなどを例に挙げ、花の発生を制御する遺伝子のはたらきを、メリステム(分裂組織)の機能と密接に関連させながら丁寧に解説する。説明にあたっては、単なる発生学の知識や現在の理解を解説するだけではなく、その理解がどのような研究によってもたらされてきたのか、研究内容や歴史にまで踏み込むように心がけた。