- 数学がいまの数学になるまで
-
- 価格
- 3,630円(本体3,300円+税)
- 発行年月
- 2018年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784621301685
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[BOOKデータベースより]
数学を教え、学ぶことはなぜそんなに難しいのか?これを理解するために、本書では、進化の生存競争で利点をもたらした結果、人間に生得的に埋め込まれるようになった直観的な数学の能力と、そうでない能力の違いを認識する重要性を指摘する。本書ではまず、ギリシャから始まり、ニュートン力学、電磁気の理論、相対論から量子論にいたるまで、物理的世界の記述のために数千年にわたって発展してきた数学が、直観的な数学とは衝突すると解説する。他にも、大きなサイズの標本に正しく対処する統計学的な能力や、ゲーム理論などの人間集団が取る行動の数学的分析のほか、人間には理解不能なコンピューターの高速性も直観的でないと説明され、それは論理を基礎とした厳密な数学のあり方にまで及ぶ。
第1章 進化と数学と数学の進化
第2章 数学とギリシャの人たちの世界観
第3章 数学と近代初期の世界観
第4章 数学と近代の世界観
第5章 ランダム性の数学
第6章 人間行動の数学
第7章 計算とコンピューター
第8章 本当に疑いはないか
第9章 数学における研究の性格
第10章 数学を教え、学ぶことはなぜそんなに難しいのか