- アクティブラーニング
-
学校教育の理想と現実
講談社現代新書 2471
- 価格
- 968円(本体880円+税)
- 発行年月
- 2018年03月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784062884716
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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本の虫
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2020年になる前に読んでよかった。
他の数あるアクティブラーニング解説本とは違います。
誰もが実は思っているであろう疑問について余すことなく書いています。
例えば「やる気のない子はどうするの?」「エリート層に向けた教育では?」「自ら問い、自ら学ぶためには『参加しない自由』が担保されないと成り立たないのではないか?」「他者からの学びの強制ではないか?」「学びに向かう力・人間性を評価の観点にするなら、仮に子どもたちが、参加しない意思を表明したら「学力が低い」ということなのか?「人間性に問題がある」ということなのか?」さらに「見方考え方の多様性を求めるなら、政府見解と対立する道徳観、政治観を持つ子はどう指導するのか?」等など。
2020年から施行される学習指導要領が現場でどのように解釈され実践されるのかについて考える教員志望の学生や日本の未来を考える人は是非一読あれ!
[BOOKデータベースより]
2020年教育改革の先はバラ色の未来なのか?学力は向上するのか?学力格差はどうなるのか?学校や教師の負担は?新しい大学入試は?“学び”の近現代史を辿り、教育改革を疑う。
第1章 アクティブラーニング/主体的・対話的で深い学びとは何か(授業が変わる 学びが変わる;大学の授業改革―第一期 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 近代教育史の“アクティブラーニング”―大正新教育・戦時下新教育(近代学校の矛盾と「教育改造」;成城小学校の自学自習―ドルトン・プラン ほか)
第3章 戦後教育史の“アクティブラーニング”―戦後新教育・民間教育研究運動(戦後教育改革;戦後新教育の展開―カリキュラムの自主編成 ほか)
第4章 平成教育史の“アクティブラーニング”―新しい学力観・総合的な学習の時間(平成教育史を描く;「ゆとり」の登場 ほか)
第5章 未来のアクティブラーニングに向けて(歴史から何を学ぶか;実践上の課題―教室で実践できるのか ほか)
2020年教育改革の先はバラ色の未来なのか?学力は向上するのか? 学力格差はどうなるのか? 学校や教師の負担は? 新しい大学入試は?……〈学び〉の近現代史を辿り、教育改革を疑う一冊。
2020年教育改革の先はバラ色の未来なのか?
学力は向上するのか? 学力格差はどうなるのか? 学校や教師の負担は? 新しい大学入試は?……
2020年教育改革の目玉であるアクティブラーニング=主体的・対話的で深い学び。
学校教育が変わる、子どもたちの学びが変わると期待や希望ばかりが語られるが、問題はないのか。
教師が知識を一方的に教える教育から、子どもたちが進んで学ぶ教育へ――。
明治以来の教育関係者の悲願は、大正時代の新教育、近年のゆとり教育をはじめ、どのように取り組まれ、どのように挫折してきたのか。
教室でほんとうにアクティブラーニングを実践できるのか。大学入試は適切に運用されるのか。そもそもよいことなのか。〈学び〉の近現代史を辿りながら、現在の教育改革の問題に迫る。
アクティブラーニングをめぐる五つの幻想
第一の「幻想」は、先行き不透明な未来社会を生きる子どもには、アクティブラーニングが必要で、これまでの教育では目標を達成できないだろうという前提です。
第二の「幻想」は、活動的な学び(アクティブラーニング)をおこなえば、子どもたちは主体的・能動的に学ぶ(アクティブラーニング)ことができるだろうという前提です。
第三の「幻想」は、学校でアクティブラーニングを経験すれば、知識や技能を活用できる新しい学力(思考力・判断力・表現力)、学ぶ意欲や「生きる力」が高まるだろうという前提です。
第四の「幻想」は、研修や指導を通じて教師自らが主体的に学ぶ機会を提供すれば、どの学校や学級でもアクティブラーニングが達成可能になるだろうという前提です。
第五の「幻想」は、以上の四点より、アクティブラーニングは好ましく、国の教育政策として導入されるべきだという前提です。――「はじめに」より