- 天皇の歴史 4
-
講談社学術文庫 2484
天皇と中世の武家
- 価格
- 1,331円(本体1,210円+税)
- 発行年月
- 2018年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062924849
[BOOKデータベースより]
日本史上初めての本格的な内戦、「一一八〇年代内乱」に勝利した源頼朝は、武士の新しい政治組織、鎌倉幕府を樹立。政治体制は朝廷の単独支配から幕府との共同支配へと変化する。皇統をめぐる朝廷の動揺と、朝廷再建を図る頼朝、後醍醐天皇、足利義満の構想など朝廷・幕府体制の曲折をたどり、古典を鑑として秩序を求めた人々の営為を明らかにする。
第1部 鎌倉幕府と天皇(平安時代の朝廷とその動揺;朝廷・幕府体制の成立;後鳥羽院政と承久の乱;鎌倉時代中・後期の朝廷・幕府体制)
第2部 「古典」としての天皇(朝廷の再建と南北朝の争い;足利義満の宮廷;「天皇家」の成立;古典を鑑とした世界)
近世国家への展望
12世紀末、日本史上初めての本格的な内戦、治承・寿永の内乱の結果、新しい武士の政治組織、鎌倉幕府が誕生。政治体制は、それまでの朝廷の単独支配から、明治維新まで続く朝廷・幕府体制へと大きく変化する。父子一系の皇統をめぐる朝廷の動揺と、朝廷再建を図る源頼朝、後醍醐天皇、足利義満の構想など、朝廷・幕府体制の展開を探りながら、古典を鑑として秩序を求めた人々の営為を明らかにする。
講談社創業100周年企画として刊行され、高い評価をえたシリーズの学術文庫版、第4巻。平安時代末期の源平の争乱から、鎌倉時代を経て室町時代後半に至る中世日本における天皇と武家の役割を究明する。中世に重視されたのは、父子一系でつながる一筋の皇統=正統(しょうとう)であり、多くの天皇が自らの皇統を維持しようと院政を目指した。源頼朝も正統の天皇を護るために武家を創り、鎌倉幕府が後鳥羽上皇と戦ったのも朝廷再建のためだった。室町時代、事実上の院政を執った足利義満など、中世の天皇と武家の実像を明らかにする。
〔原本:『天皇の歴史04巻 天皇と中世の武家』講談社 2011年刊〕
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 明徳の乱 将軍・足利義満と山名一族の最終戦争
-
価格:1,375円(本体1,250円+税)
【2024年11月発売】
- 中世に国家はあったか
-
価格:880円(本体800円+税)
【2004年08月発売】
- 戦国武将100列伝
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2020年03月発売】