- 基礎から学べる菌類生態学
-
共立出版
大園享司
- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2018年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784320057876

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[BOOKデータベースより]
第1部 基礎生物学編(菌類はどのような生物か;菌類の系統と分類;菌糸の栄養成長;菌類の生殖)
[日販商品データベースより]第2部 生態機能編(内生菌;菌根菌;病原菌;分解菌;地衣類)
第3部 生態解析編(菌類の生態研究法;菌類の多様性解析法;菌類と環境適応)
本書は,日本語で読める初めての菌類生態学のテキストである。入門的,導入的な内容に絞り,初めて菌類の生態学に触れる読者が親しみながら学べる工夫がなされている。
本書は12章からなり,基礎生物学編,生態機能編,生態解析編の3部構成とした。基礎生物学編では,菌類学についての基礎的な内容をまとめた。続く生態機能編と生態解析編は,言うなれば菌類生態学の縦糸と横糸に相当する。生態機能編では,共生菌や分解菌などの生態機能群に注目して,その生態を紹介した。生態解析編では,どの生態機能群にも共通して適用可能な生態学の基礎的な事項と,近年めざましい進展を遂げている菌類生態学のフロンティア(メタゲノミクス,多様性解析,環境適応)とをバランスよくまとめた。
各章では,基本用語や中心概念などのキーワードは太字で目立つようにするとともに,図表を多く盛り込んだ。さらに深く勉強したい人のために,各章の内容に関連する日本語の文献をリスト化して,各章の末尾に入れた。さらに各章の末尾には,理解度チェッククイズを2〜3問ずつ入れた。クイズに取り組むことで,菌類の生態学についての学習を主体的に深めることができる。また,興味や必要に応じて参照できるコラムを各章に入れた。