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[BOOKデータベースより]
東南アジアの近現代史の多様な側面を題材に研究史と史料を検討し、歴史の語りとその暗黙の前提となる枠組が形成される過程を読み解く。
第1章 国家・英雄・ジェンダー―カルティニ像の変遷
[日販商品データベースより]第2章 ベトナムのナショナルヒストリーと女性史―抗米戦争期の歴史叙述
第3章 植民地史の換骨奪胎―イブラヒム・ハジ・ヤーコブとマレー史の再構築
第4章 「近代」をめぐるメタナラティブ―ビルマにおける「民族医学」の確立をめぐって
第5章 古典「文学」というナラティブ―ビルマ語仏教散文『ヤタワッダナウットゥ』が「文学」になるまで
第6章 出版とオランダ領東インドのイスラーム化―インドネシア近代史叙述とイスラーム・アイデンティティ
第7章 自由と不自由の境界―シャムにおける「奴隷」と「奴隷」制度の廃止
第8章 前近代社会の「民族」―エーヤーワディー流域コンバウン王国のカレン
歴史は、いかに綿密に一次史料に依拠していようとも、書き記す人によって再編成された過去であり、その様相は政治権力の影響を強く受けざるをえない。歴史の語りとその暗黙の前提となる枠組みが形成される過程を読み解き、看過されてきた問題群に光をあて、東南アジア史研究から、歴史学一般、そして知と権力との関係をめぐる議論に問題提起する。