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[BOOKデータベースより]
2000年にデンマークのNGO(Stop the Violence)が、北欧最大級の音楽祭であるロスキレ・フェスティバルで始めた「人を貸し出す図書館」ヒューマンライブラリー。障害者、ホームレス、性的少数者、薬物依存症の人、外国人就労者など、社会のなかで偏見やスティグマを経験したことのある人々が「本」になり、一般「読者」と対話をするこの「図書館」は、世界中に広がり、現在では90カ国以上で開催されている。本書では、大学や団体をはじめとする国内外の多様な実践を紹介すると同時に、偏見の低減効果やヒューマンライブラリーの運営がもたらす学習効果を分析し、自己と他者の関係性の再構築、また、日常の生活空間と差異を再構築する場としてのヒューマンライブラリーの意義を論考する。
第1部 ヒューマンライブラリーの実践(日本におけるヒューマンライブラリーの実践1(大学編);日本におけるヒューマンライブラリーの実践2(団体編);海外におけるヒューマンライブラリーの実践)
第2部 ヒューマンライブラリーの研究(ヒューマンライブラリーの偏見低減効果―アンケート調査による分析;ヒューマンライブラリーで学生は何を学んだのか―「司書」として参加した大学生のレポートから;ヒューマンライブラリーの多様化とアフォーダンス―「他者」との対話の効果はどこにあるのか;自己と他者の関係性の再構築―HLの対話の可能性をめぐって;日常空間を再構築する場としてのヒューマンライブラリー)