[BOOKデータベースより]
土からぬくりんぬくりんと、おかしな手がたくさんはえてでた。たまげていると、その手がつ、つ、つ、と、魚をみんなつかんで消えうせた。とらまつは「これまあ、どうしたことかい。」とおどろいた。ほうまんの池には、なにやら変ないきものがいるらしい…。種子島に伝わる日本のむかし話。
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土からぬくりんぬくりんと、おかしな手がたくさんはえてでた。たまげていると、その手がつ、つ、つ、と、魚をみんなつかんで消えうせた。とらまつは「これまあ、どうしたことかい。」とおどろいた。ほうまんの池には、なにやら変ないきものがいるらしい…。種子島に伝わる日本のむかし話。
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1975年に出版され名作が、新たに復刊されました。物語の舞台は、九州の種子島。そこに住む「とらまつ」は、雄牛をねじ伏せるほどの力持ち。さらに、村一番の釣り名人とあって、いつも威張っていました。ある日、釣りの帰りにほうまんの池を通ったところ、ふしぎなことに、右足が地面にピッタリとはりついて、動けなくなります。両手で右足を地面から引き離すと、次は左足が、左足を引きはがせば、また右足が……。とらまつがビックリしていると、地面からおかしな手がたくさん生えてきて、とらまつの釣った魚を全部取っていってしまうのです。「こらまあ、なんちゅう ことだい。」とたまげてしまう、とらまつ。しかし、ふしぎな出来事はこれだけでは終わりませんでした。とらまつに降りかかった、ふしぎな出来事の犯人は……?とらまつは、魚を奪った犯人をこらしめることができるのでしょうか?物語に登場する「ほうまんの池(豊満の池)」は、種子島にある淡水湖で、古くから聖域として人々の信仰の対象となっている場所なのだそうです。『だいくとおにろく』『スーホの白い馬』(福音館書店)などで人気の赤羽末吉さんの描く、のびやかな線が心地良い、昔話です。
(絵本ナビ編集部 木村春子)
赤羽末吉さんの描くかっぱは、不思議なかっぱですが、
姿形を自由自在に出来る不気味なかっぱでした。
ちょっとかっぱのイメージが、違っていましたが、10匹という
単位で行動するのが、賢いなあと思いました。きっと、とらまつ
が、かっぱと1対1だったら、負かすことができたような気がしま
した。(押し寿司さん 60代・愛知県 )
【情報提供・絵本ナビ】