[BOOKデータベースより]
防腐剤無添加で、3年間おいしさをそのまま保存でき、小さな子どもから歯の悪いお年寄りまで食べられる「パンの缶詰」。パン屋さんの秋元さんは、ゼロから研究をはじめ、缶詰を完成し、世間に広めます。さらに、この缶詰を使って、海外の飢餓地域を救う仕組みまで作りました。―小さなパン屋さんが世界を救う、「奇跡の缶詰」物語。
1章 パンの缶詰、宇宙に行く
2章 パンの缶詰ものがたり
3章 パン屋のバトンを受けついで
4章 世界にパンを届ける「救缶鳥プロジェクト」
5章 わらって楽しく仕事を続けよう
阪神大震災の被災者の声から生まれた「パンの缶詰」。これを作ったパン屋の秋元さんは、賞味期限が切れる前にこの缶詰を回収し、海外の飢餓地域へ届ける仕組みも作り上げます。あきらめない心が生み出した、奇跡の缶詰の物語。
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栃木県那須塩原市にある「パン・アキモト」。
神戸の震災がきっかけで生まれたパンの缶詰は、長期保存ができ、おいしく食べられ、社会貢献できる事業だ。
秋元さんは、防災・災害に役立つ製品のみならず、宇宙食、世界の飢餓地域へパンを送る、ベトナム人の研修生を受け入れ修行してもらって帰国後にしっかり事業ができるようにする…などなど、多くの社会貢献をなさっています。
この話は、大変にわかりやすく、面白く読めるように、文章や挿絵に工夫がありますから、子どもたちが読んでも十分に良さが伝わると思いますが、むしろ、大人にこそ、読んで頂きたい。
ブラック企業や、貧困問題、食糧危機、環境破壊などの社会問題にたいする1つの回答例だと思います。
食べ物を大切にしようという食育が盛んになっている一方、商売のために大量に食べ物を捨てているのが食品業界という皮肉。
本当に食べ物を活かすのは、この本のような人の、地道な取り組みだと思います。
こういう物語が、本当の食育だと自信をもっておススメいたします。(渡”邉恵’里’さん 30代・東京都 )
【情報提供・絵本ナビ】