- スターリンの娘 下
-
「クレムリンの皇女」スヴェトラーナの生涯
Stalin’s Daughter- 価格
- 4,070円(本体3,700円+税)
- 発行年月
- 2017年11月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784560095744
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[BOOKデータベースより]
「自分自身の人生なんてあり得ない。いや、どんな人生もあり得ない。父親の名前の付属品でしかないからだ」父親の名前の重圧を背負い、過酷な運命から逃れようとした波瀾の八十五年。東西冷戦の影響から、回想録の出版、財産の喪失、ソ連の崩壊、プーチン登場まで、まさにもう一つの「20世紀史」。写真多数収録。
第3部 アメリカへの亡命(謎の人物;『友人に宛てた二十通の手紙』;冷酷な拒絶;『たった一年』;タリアセンの罠;モンテネグロの女性;スターリンの娘、芝刈り機を押す;KGBの格好の標的;米国市民ラーナ・ピータース;自由という名の現代のジャングル)
[日販商品データベースより]第4部 西欧社会で生き残る方法(英国ケンブリッジ市チョーサー・ロード;ソ連への帰国;トビリシ間奏曲;米国の現実;タイト・スカートは自殺に向かない;連中は少しも変わっていない;最後の帰還)
もう一つの「20世紀史」
1926年、スターリンとその妻ナージャの間に生まれた「クレムリンの皇女」スヴェトラーナ・アリルーエワ。「スターリン」という重圧を背負って、その運命から生涯、逃れられなかった。幼少時代は愛情を受けて育ったが、彼女が6歳の時に、自殺した母親への愛憎半ばする思いも抱いていた。やがて大粛清の時代、親族が次々と殺害され、恋人も強制収容所に送られるなか、3度の結婚をし、41歳でアメリカへ亡命する……。戦前・戦中の苛烈な時代と戦後の冷戦に翻弄されながら、西側社会で痛切に味わった成功と挫折。そして「恋多き女」でもあった、まさに波瀾の85年間を描く傑作評伝。
激情家で猜疑心と復讐心が強い性格が父親に、聡明で勝気な性格が母親に似ているとの指摘もある。しかし彼女は、暴力を憎み、正義感が強く、愛と楽観主義に生きてきた。「スターリンの本質」について多くを示唆し、もう一つの「20世紀史」ともいえる。また『ニューヨーク・タイムズ』の書評にあるように、「物語」としても魅力に富んだ作品。作家はカナダのトロント大学名誉教授、伝記作家、文芸評論家で、ローン・ピアス勲章の受章者。写真多数収録。