- スターリンの娘 上
-
「クレムリンの皇女」スヴェトラーナの生涯
Stalin’s Daughter- 価格
- 4,070円(本体3,700円+税)
- 発行年月
- 2017年11月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784560095737
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[BOOKデータベースより]
「あなたがスターリンの娘に生まれたとしよう。それは現実にはすでに死んでいることを意味している」父親の名前の重圧を背負い、過酷な運命から逃れようとした波瀾の八十五年。生誕から、母親の死、粛清の嵐、スターリンの死、結婚と離婚、アメリカ亡命まで、まさにもう一つの「20世紀史」。写真多数収録。
プロローグ 亡命劇
[日販商品データベースより]第1部 クレムリンの皇女(陽の当たる場所;母のない児;女主人と従僕 ほか)
第2部 ソ連の現実(亡霊の復活;大元帥閣下の娘;雪どけ以後 ほか)
第3部 アメリカへの亡命(イタリア風コミック・オペラ;外交狂騒曲;弁護士の出番 ほか)
もう一つの「20世紀史」
1926年、スターリンとその妻ナージャの間に生まれた「クレムリンの皇女」スヴェトラーナ・アリルーエワ。「スターリン」という重圧を背負って、その運命から生涯、逃れられなかった。幼少時代は愛情を受けて育ったが、彼女が6歳の時に、自殺した母親への愛憎半ばする思いも抱いていた。やがて大粛清の時代、親族が次々と殺害され、恋人も強制収容所に送られるなか、3度の結婚をし、41歳でアメリカへ亡命する……。戦前・戦中の苛烈な時代と戦後の冷戦に翻弄されながら、西側社会で痛切に味わった成功と挫折。そして「恋多き女」でもあった、まさに波瀾の85年間を描く傑作評伝。
激情家で猜疑心と復讐心が強い性格が父親に、聡明で勝気な性格が母親に似ているとの指摘もある。しかし彼女は、暴力を憎み、正義感が強く、愛と楽観主義に生きてきた。「スターリンの本質」について多くを示唆し、もう一つの「20世紀史」ともいえる。また『ニューヨーク・タイムズ』の書評にあるように、「物語」としても魅力に富んだ作品。作家はカナダのトロント大学名誉教授、伝記作家、文芸評論家で、ローン・ピアス勲章の受章者。写真多数収録。