- 孫子とクラウゼヴィッツ
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米陸軍戦略大学校テキスト
日経ビジネス人文庫 は17ー1
Sun Tzu and Clausewitz:The Art War and War Compared.日経BPM(日本経済新聞出版本部) 日経BPマーケティング
マイケル・I・ハンデル 杉之尾宜生 西田陽一- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2017年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784532198350
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[BOOKデータベースより]
戦略と戦争を論じた最も重要な書『孫子』と『戦争論』。スタイルも分量も真逆な両者をいったいどのように比較するのか?本書は、統率、インテリジェンスなどトピックスごとに両書の極めつけの言葉を取り上げて解説した米陸軍戦略大学校のテキスト。不可能と思われてきた両者の比較を大胆に行い、矛盾点、類似点、補完関係を明らかにします。
イントロダクション―『孫子』と『戦争論』はコインの裏表
[日販商品データベースより]叙述と研究のスタイルに惑わされるなかれ
戦争の定義に関する誤解―分析レベルの問題
政治のリーダーシップと軍事的指導者・指揮官の微妙な関係
戦争の合理的見積もりは可能か―目的と手段の相互関係
戦争の逆説的な三位一体を理解する
「戦わずして勝つ」の理想と現実―流血なき勝利と決戦の追求
兵力数がすべてか?
欺瞞、奇襲、情報、指揮統率の位置づけの違い
インテリジェンス・情報は『孫子』の真骨頂
有能な指揮官は計画をそのまま遂行できるのか―指揮と統御
意外と多い共通点―軍事的指導者の役割
何がもっとも重要か―指揮官の資質
戦場における環境と軍隊指揮官の直感力のジレンマ
勇敢さと計算(打算)どちらが重要か
両者は補完関係
●『孫子』『戦争論』初の比較分析
古今東西、戦略と戦争を論じた最も重要な文献として広く認知されてきた『孫子』とクラウゼヴィッツの『戦争論』。『孫子』は簡潔な表現スタイルだが、『戦争論』は浩瀚にして難解な書物。スタイルも分量も真逆である両者をいったいどのように比較するのか? 本書は、『戦争論』研究家として『戦争論』を徹底的に読み込み、真に評価すべき言葉を選りすぐってきたかつてない書。不可能と思われてきた両者の比較を大胆に行い、矛盾点、類似点、補完関係を明らかにします。
戦略論の本質としてどのような知恵を残しているのかに焦点を絞り、統率、インテリジェンスなどトピックスごとに両書の極めつけの言葉を取り上げて解説。あたかもクラウゼヴィッツと『孫子』の著者である孫武が戦略をめぐって対話を行っているかのような体裁となっている。両者の名言集とも言える内容。軍事戦略の2大名著のエッセンスがコンパクトな1冊で理解できてしまう優れものである。