- 国宝の政治史
-
「中国」の故宮とパンダ
東京大学出版会
家永真幸
- 価格
- 5,940円(本体5,400円+税)
- 発行年月
- 2017年08月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784130261562

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[BOOKデータベースより]
1 中国の近代国家建設と国宝形成(ミュージアム概念の受容―清末中国における「博物館」(一八四〇年代‐一九〇〇年代);「保護」の思想と歴史の継承―清朝皇室コレクションの「博物館」化(一九〇〇年代‐一九二八);文物の移動と「国宝」化―南京国民政府による接収と「故宮文物」形成(一九二八‐一九四九);近代的シンボルの創出―南京国民政府期における「パンダ外交」の形成(一九二八‐一九四九))
[日販商品データベースより]2 分断国家の国宝をめぐる中台関係の展開(国際冷戦体制下の文化内戦―故宮文物をめぐる国共対立の展開(一九四九‐一九七二);文化内戦の脱冷戦化と国際レジーム化―中華人民共和国による「パンダ外交」の継承(一九四九‐二〇一一);分断の解消、肯定、迂回をめぐる力学―「台湾化する台湾」における中国国宝問題(一九七二‐二〇一六))
近代国家「中国」は,いかに故宮とパンダを国宝化したのか――.その歴史的変遷を考察し,近代国家による恣意的な線引きにすぎない「領土」「国民」という境界線が,現代において固定化・維持されている一端を解明する.