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価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2003年03月発売】
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【2003年03月発売】
[BOOKデータベースより]
18世紀のフランスおいて、美学的・道徳的批判にさらされ、文学の下流に甘んじていた近代小説は、どのようにして自らを洗練させ、19世紀には文学の中心を担うまでに至ったのか。ヴォルテール、ルソー、レチフ、サン=ピエール、メルシエ、サドからその諸相を明らかにする。
第1部 黎明期小説の諸相と試み(カンディードの顎ひげ;小説『新エロイーズ』におけるオペラ;羽虫の科学、牧人の知―ベルナルダン・ド・サン=ピエールにおける科学と小説;多作家メルシエの生涯と作品;父と息子をつなぐ物語―『わが父の生涯』から『ムッシュー・ニコラ』へ ほか)
第2部 継承から展開へ(“アタラの埋葬”を読み解く―文学と美術と歴史の交錯;『危険な関係』を読むボードレール;『ブヴァールとペキュシェ』における殉教者の挿話―ヴォルテールの読書ノートを中心に;サドの継承者フロベール)