- 田山花袋 新装版
-
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2017年09月
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784389401191
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[BOOKデータベースより]
足かけ五〇年に近い年月を、明治・大正・昭和の三代にわたって、ただまっしぐらに書き続けてきた花袋の底に張られる強力なる線、それは「無類の正直さ」であろう。かれは、人生の奥底を、正直な目で見つめ、自己の欲求を正直に示して、その生涯を貫いた。それは、ときには利己的にも見え、愚直に見えたかもしれない。しかし、かれが自己を愛し、そこから自己の一部、いな、全てである自然主義小説、宗教小説、歴史小説、紀行文が生み出されたとき、それはより次元の高いものへと昇華されていった。その全てが、花袋の血であり、肉であり、真実の声の吐露である。死して八〇年余。利根川のほとりを歩むとき、かれの作風のいまだ新鮮なるに驚きの声を発するのである。
第1編 田山花袋の生涯(没落士族;上京(一);悲しみの館林生活;上京(二);三度の館林生活 ほか)
[日販商品データベースより]第2編 作品と解説(重右衛門の最後;蒲団;生;田舎教師;時は過ぎゆく ほか)
足かけ五〇年に近い年月を、明治・大正・昭和の三代にわたって、ただまっしぐらに書き続けてきた花袋の底に張られる強力なる線、それは「無類の正直さ」であろう。かれは、人生の奥底を、正直な目で見つめ、自己の欲求を正直に示して、その生涯を貫いた。それは、利己的にも愚直にも見えたかもしれないが、かれが自己を愛し、そこから自然主義小説、宗教小説、歴史小説、紀行文が生み出されたとき、より次元の高いものへと昇華されていった。その全てが花袋の真実の声の吐露である。
死して八○年余。利根川のほとりを歩むとき、かれの作風のいまだ新鮮なるに驚きの声を発するのである。