- 第一次世界大戦への道
-
破局は避けられなかったのか
The Origin of the First World War慶應義塾大学出版会
ウィリアム・マリガン 赤木完爾 今野茂充- 価格
- 3,520円(本体3,200円+税)
- 発行年月
- 2017年08月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784766424454
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[BOOKデータベースより]
大国間の平和はなぜ失われたのか?普仏戦争以降40年にわたって機能した大国間の平和維持メカニズムが崩壊した理由を、各国の国内情勢、外交、指導者の言動、軍部の思惑、世論などから明快に解き明かす。大国が世界規模で複雑に交錯する現代にこそ、学ぶべき「歴史の教訓」がちりばめられた一冊。
第1章 序説
[日販商品データベースより]第2章 安全保障と拡張―列強と地政学、一八七一年〜一九一四年
第3章 軍部・戦争・国際政治
第4章 世論と国際関係
第5章 一九一四年以前の世界経済と国際政治
第6章 七月危機
第7章 結論
▼大国間の平和はなぜ失われたのか。
普仏戦争(1870〜71年)以降、多くの深刻な国際危機が生じたにもかかわらず、ヨーロッパでは40年にわたって大国間の平和が維持された。なぜ、1914年7月の危機を引き金に「史上初の総力戦」とも呼ばれる全面戦争へと発展してしまったのか。七月危機と、一連のモロッコ危機やバルカン戦争といったそれ以前の国際危機には、どのような違いがあったのか。大国間の全面戦争を望んでいなかったにもかかわらず、なぜ主要国の政治指導者は大戦争のリスクを冒したのか。
気鋭の歴史家ウィリアム・マリガンが、1914年の夏にヨーロッパの大国間の平和維持メカニズムが崩壊してしまった経緯と、第一次世界大戦が「不可避の戦争」ではなかった理由を、各国の国内情勢、外交の諸相、指導者の言動、軍部の計画や認識、世論の動向などの分析を通じて明快に解き明かす。
大国の戦略や思惑が世界規模で複雑に交錯し、過激な世論や各国間の経済関係の動向が大きな存在感を持つ現代にこそ、学ぶべき「歴史の教訓」がちりばめられた一冊。
▼ William Mulligan, <i>The Origins of the First World War</i>, 2nd editon( Cambridge University Press, 2017 ) の翻訳。