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[BOOKデータベースより]
自家受精は遺伝子が壊れて進化した!ある植物は自家受精ばかり行ない、また別の植物は自家受精をかたくなに拒む。このちがいは何なのか。長年の論争に遺伝子解析から挑む。
第1章 自家受精の研究をはじめるまで(進化生態学の研究がしたい;植物の性表現のモデルをつくる ほか)
[日販商品データベースより]第2章 シロイヌナズナにおける自殖の進化(チューリッヒへ;自家不和合性とは ほか)
第3章 自殖の進化に見られる普遍性(次なるターゲット;倍数体植物のS遺伝子座解析 ほか)
第4章 シロイヌナズナ再び:自殖はいつ進化したのか(突然のメール;ウィーンへ ほか)
第5章 残された問題(解いたのは結局「歴史物語」だった;自殖シンドロームの進化 ほか)
▼自家受精は遺伝子が壊れて進化した!
ある植物は自家受精ばかり行ない、また別の植物は自家受精をかたくなに拒む。
このちがいは何なのか。
長年の論争に遺伝子解析から挑む。
▼遺伝子から解き明かす進化の最前線を紹介するシリーズ、第5弾!
いわば、「見境のない雄」と「誰でも受け入れる雌」はどちらが進化しやすいのかという問題である。花粉の数が胚珠の数を圧倒しているかぎりは、「見境のない雄」のほうが進化しやすい。これは動物でよく研究されてきた性選択の議論にとても近いものである。より配偶子の数の多いほうの性(多くの場合は雄)が、限られた交配相手をめぐって強い配偶者競争にさらされる。性選択というと、クジャクの飾り羽やカブトムシの角を思い浮かべるかもしれないが、じつは植物の自家和合性の進化とも関係しているのだ。(第2章より)