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[BOOKデータベースより]
生物と地球の共進化とバイオーム
[日販商品データベースより]生物生産と食物連鎖
生態系物質循環
個体群と群集
生態系のダイナミクス
河川流域と沿岸海域の生態系
生態系情報学
生態系と人間社会の軋轢
生態系と生物多様性のアセスメント
気候変動と生態系
生物資源
生態系サービスの意義・現状・将来
生態系サービスの経済評価
生物多様性オフセットとバンキング
人類生態学
生態学の学問的地平は限りなく広く,また個々の研究者の専門領域は非常に狭い。本書は広領域の概論でも一領域の深掘りでもなく,ある視点から選択した学問領域に横串を通すように話題を構成した。その視点とは,持続可能社会の要件である「自然共生」である。このため,本書の著者として生態学の狭領域のスペシャリストではなく,工学を中心に,広く自然と人間社会の実質的問題に取り組む研究者を選んだ。
本書の前半では,およそ高等学校の学習指導要領に現れるような基礎学理を概説している。ただし工学系学生の興味と理解を助けるため,数理的表現なども取り入れた。後半は「生態系サービス」をキーワードとして,自然と人間社会の関係と課題を提示し,工学だけでないさまざまな課題解決へのアプローチを示している。限られた紙数で,それぞれの課題を掘り下げることはできない。本書を手掛かりに,自発的,発展的に学習をし,理解を深めてほしい。