- 文明に抗した弥生の人びと
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- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2017年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784642058490
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[BOOKデータベースより]
水田農耕や金属器などの新文化を、列島の在来社会はどう受け止めたのか。縄文の伝統をひく土偶や石棒など儀礼品や、打製石器に着目し、文明に抗う人びとを描く。大陸文明の受容だけでは説明できない弥生の実像に迫る。
弥生文化を疑う―プロローグ
[日販商品データベースより]弥生文化像をもとめて(弥生文化の発見;二つの弥生文化像;農耕社会像の定着)
水田登場前史―限りある豊かさの縄文時代(縄文時代とは?;縄文時代の儀礼とその背景;土偶と石棒)
水田をいとなむ社会のはじまり―弥生時代早・前期(農耕社会の登場;水田稲作とともにもたらされた道具と技術;狩猟採集の技の継続と発展;水田稲作を開始した社会の人間関係;財産と生命を守る施設)
東から西へ―土偶と石棒にみる弥生時代儀礼の系譜(水田稲作開始期の土偶の起源;弥生時代の石棒)
多様な金属器社会―弥生時代中期(金属器社会と権力;青銅製武器の祭器化をめぐって;銅鐸と社会;石器をつかい続けた社会)
文明と野生の対峙としての弥生時代―エピローグ
水田農耕や金属器といった大陸・半島からもたらされたあらたな技術や思想を、日本列島の人びとはどのように改変していったのか。縄文時代の伝統をひく打製石器や土偶・石棒など信仰遺物に光を当て、文明に抗う弥生の人びとの世界を読み解く。大陸文化の西進という固定観念にとらわれず、「日本」の成り立ちの認識、さらには文明論の再構築に挑む。