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- 帝都復興の時代
-
関東大震災以後
中公文庫 つ25ー2
- 価格
- 946円(本体860円+税)
- 発行年月
- 2017年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784122064232
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[BOOKデータベースより]
未曽有の災害から復興を目指した官庁は政治に翻弄され、ついに「伏魔殿」となった。本書は後藤新平の動きを中心にその事情を捉える一方、大震災以後に登場した様々な社会意識を追い、大衆消費社会の成立過程を見据える。震災と日本人について、歴史的視座から多くの示唆を投げかけた傑作。
第1章 関東大震災後の政治と後藤新平・復興院の挫折(大正後期の政治的布置状況;第二次山本権兵衛内閣の成立;後藤・犬養ラインの普選を軸にした新党運動の展開;新党計画の挫折と後藤・犬養のヘゲモニー喪失;小括)
第2章 復興局疑獄事件とは何か―「伏魔殿」と化した復興官庁(「百鬼夜行の寄合い世帯」―新聞報道の開始;逮捕者の続出と土木部長の自殺;「神道明照教」と『米相場必勝法』―公判に見る震災後の官吏意識;小括―ありうべき復興官庁像)
第3章 「天譴論」から「享楽化」・「大衆化」へ―関東大震災後の社会意識の変化(関東大震災直後の共同性・平等性意識の強調;「天譴論」―産業文明への反省・自然回帰論の広範化;一・二年後の「享楽化」「頽廃化」;「復興」と『東京行進曲』的大衆消費社会の成立;まとめ)