[BOOKデータベースより]
彼には、ちょっと変わった癖やこだわりがある。そこには彼の世界がつまっている。その無数のこだわりのなかに、ヒロの「秩序」があるのだ。ダウン症の兄・ヒロの日常を大学生の妹が淡々と描きだす。距離をつめない愛がこぼれる観察的イラストエッセイ。
あさ(起床;ソファでまったり;ひとり笑い ほか)
ひる(学園へ到着;時間の感覚;作業 ほか)
かこ
よる(帰宅;帰りの車中;あ・うんの呼吸 ほか)
ダウン症の兄・ヒロには、少し変わった癖やこだわりが数えきれないほどある。
返事があるまで「おはよ」を連呼。
シーツはいやで真夏でも毛布。
体をゆらゆらさせるのが好き。
病院と鏡が大きらい。
Tシャツの裾はパンツにイン。
お迎えの車へはいつもダッシュ。
おやすみのまえはハイタッチ。
私はヒロのそんな癖やこだわりがとても人間的でおもしろいと思った。
そこにはヒロの世界がつまっていて、ヒロの「秩序」があるのではないだろうか──。
ヒロの一日を、美大生の妹が3歩の距離からゆるーく見つめ、
個性的でも、凡庸でもない、ヒロの世界をかたちづくる「秩序」を活写するフルカラー・イラストエッセイ。
巻末にはダウン症の娘をもつ環境哲学者・最首悟が解説を特別寄稿。
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