- 大不平等
-
エレファントカーブが予測する未来
- 価格
- 3,520円(本体3,200円+税)
- 発行年月
- 2017年06月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784622086130
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[BOOKデータベースより]
新理論と実証で、所得分布の大変動を描きだす、新しい経済学。2016年『エコノミスト』『フィナンシャル・タイムズ』ベストブック。
1 グローバル中間層の台頭とグローバル超富裕層(グローバリゼーションで誰が得をしたのか;グローバルな所得分布で見た所得の絶対増加 ほか)
[日販商品データベースより]2 各国内の不平等―クズネッツ波形を導入して不平等の長期的な流れを説明する(クズネッツ仮説への不満の原点;クズネッツ波形―定義 ほか)
3 各国間の不平等―カール・マルクスからフランツ・ファノン、そして再びマルクスへ?(グローバルな不平等の水準と構成の変化;1820年から2011年までのグローバルな不平等 ほか)
4 今世紀および来世紀のグローバルな不平等(この章を読むに当たっての注意;主要な力の概説―経済の収束とクズネッツ波形 ほか)
5 次はどうなるのか―将来の所得不平等とグローバリゼーションについての10の短い考察(今世紀のグローバルな不平等を形成するのはどのような力か;豊かな国々の中間層はどうなるか ほか)
BREXIT、トランプ現象などの原因を、如実に示した一枚の図がある。『ワシントンポスト』紙が「現代政治のロゼッタ・ストーン」と評したエレファントカーブだ。
横軸の100に位置するのがグローバルに見た超富裕層、0に位置するのが最貧困層。縦軸はベルリンの壁崩壊からリーマンショックの間に各層がどのくらい所得を増やしたかを示している。50-60番目の人たち(中国などのグローバル中間層=A)は所得を大きく伸ばし、80-90番目の人たち(先進国の中間層=B)の所得は停滞し、90番目以上の超リッチ(グローバル超富裕層=C)の所得はこれまた大きく伸びていることがわかる。
本書は、このグラフの発表者が、新たな理論「クズネッツ波形」で、今世紀の世界的不平等の行方と経済情勢を予測した基本書だ。
「各国間と各国内の不平等をこれ以上ないほど明確に語ってくれる。必読書だ」トマ・ピケティ。
「これからの世界は、グローバルなトップ1%層に支配されるのだろうか、それとも支配するのは巨大なグローバル中間層だろうか」ジョセフ・スティグリッツ。
「斬新かつ挑発的な発想の宝庫だ」アンガス・ディートン。
金権政治、ポピュリズム、グローバルエリートの支配、戦争……わたしたちの未来はここから逃れられるのか? 世界のエコノミストが絶賛した2016『エコノミスト』『フィナンシャル・タイムズ』ベストブックが示す不平等研究の最前線。