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[BOOKデータベースより]
人工思考システム・モデルとは何か?生物学、論理学、システム工学、数学、構成主義的情報科学、芸術等の学際的視点から、現代精神医学が進むべき方向性を探る壮大な試み。
第1部 精神医学における認識の流れのまとめ
[日販商品データベースより]第2部 思考と言語(操作思考―直観と理性の関係;言語とその結びつき;精神病理学における思考と言語の役割)
第3部 精神障害の下部構造の表象(精神システムの建築学的構造;精神的流れのネットワーク;集合論的表象;圏論的表象;構成主義的情報科学的表象(アラン・カルドンAlain Cardonとの共著);電磁互換性(オリビエ・モーリスOlivier Mauriceの参加を得て);さまざまな表象の統合)
本書は,現代フランス最大の精神医学者の一人,ピエール・マルシェの集大成とも言うべき代表作の全訳である。マルシェ独得の情報科学的構成主義に基づく人工思考システム・モデルが提唱され,さまざまな精神障害が具体的な症例を挙げて解説されている。人工知能(AI)が注目されている現在,さらに一歩進んだ人工思考(PA)の概念もまた視野に入ってくるであろう。旧来フランス人は独創的であると言われているが,本書もその一つであり,今後大きな影響を,精神医学ばかりではなく他の分野にも与えるであろう。
訳者藤元は,フランス・サルペトリエール病院に留学し,アンリ・エーの薫陶を受けた。一方彼は,日本SF作家クラブ会員であり,第6回日本SF評論賞の選考委員特別賞(2011)受賞(藤元登四郎著『〈物語る脳〉の世界』寿郎社,2015)という経歴の持ち主である。巻末には,〈ピエール・マルシェ・ワールドへの招待〉とも言うべき詳細な解題が読者に用意されている。