和歌文学大系 １１

新後拾遺和歌集　

明治書院
久保田淳　松原一義　鹿野しのぶ　丸山陽子　

• 価格: 13,750円（本体12,500円＋税）
• 発行年月: 2017年05月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784625424243

内容情報

[BOOKデータベースより]

動乱の南北朝時代も半世紀を過ぎた頃、北朝の朝廷に撰進された、第二十番目の勅撰集。「夕潮のさすには連れし影ながら干潟に残る秋の夜の月」（後円融院）に窮われる、小さな風景を見つめる視線、「十年余り世を助くべき名は古りて民をし救ふ一事もなし」（光厳院）とみずからを責める帝王の表白。紆余曲折を経て成った痕跡をとどめながら、南朝の後醍醐天皇も尊氏・義詮・義満ら足利将軍も作者として名を連ね、宮廷和歌の変質を如実に物語る集。

本文
解説

[日販商品データベースより]

北朝の後円融天皇の勅命で二条為遠が撰者とされたが、死去により改めて将軍足利義満の執奏で二条為重が撰進した第二十番目の勅撰集