- 三つの石で地球がわかる
-
岩石がひもとくこの星のなりたち
ブルーバックス Bー2015
- 価格
- 1,012円(本体920円+税)
- 発行年月
- 2017年05月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784065020159
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[BOOKデータベースより]
「水の惑星」地球は「石の惑星」でもある。太陽系で最も多くケイ素が集まったため、ほかの惑星にはない多彩な岩石が生みだされた。しかし種類が多いだけに「石の世界」は複雑で、名前を見ただけで嫌気がさしてしまいがちだ。本書では初心者が覚えるべき石を三つ選び、それらを主役に、石と地球の進化を語っていく。読めば「石の世界」が驚くほどすっきりわかる!
序章 そもそも、石とは何だろうか
[日販商品データベースより]第1章 マントルをつくる緑の石―橄欖岩のプロフィール
第2章 海洋をつくる黒い石―玄武岩のプロフィール
第3章 大陸をつくる白い石―花崗岩のプロフィール
第4章 石のサイエンス―鉱物と結晶からわかること
第5章 三つの石と家族たち―火成岩ファミリーの面々
第6章 三つの石から見た地球の進化―地球の骨格ができるまで
終章 「他人の石」たち
石の名前はとかく、ややこしい。それは「水の惑星」地球が、最も石の種類が豊富な「石の惑星」でもあるからだ。せっかくの石の深さ、面白さを、ややこしいからと知らないでいるのはあまりにも、もったいない。実は複雑に見える石の世界は、たった三つの石の名前を覚えるだけで、驚くほどすっきりと頭に入ってくる。そしてこの地球の意外ななりたちまで理解できてしまうのだ。では、その三つの石とは? 日本一やさしい石の入門書。
岩石や鉱物には興味があるけれど、石の名前がどうもややこしくて覚える気になれない……という人は多いようです。
たしかに一般向けの石の図鑑や入門書も、美しい石の紹介にとどまったものや、歴史的・文化的な側面から石を語るものが多く、正面から「石」を論じるものはあまりありません。
それも、石の名前があまりにも複雑で、一般の人にはハードルが高くなるからでしょう。
しかし、地球は「水の惑星」であると同時に、太陽系で最も多い数千種類もの石が存在する「石の惑星」でもあります。それだけに石の世界は科学的好奇心を刺激される深さ、面白さに満ちています。
せっかく地球に住んでいながら、その恩恵を享受しないのは、もったいないことです。
そこで、まったくの石の素人の読者でも、たった三つの石の名前を覚えるだけで石の世界が楽しめるように企画したのが本書です。
「しんかい6500」に51回乗船という記録をもつ、地球を知り尽くした著者が、石の世界のしくみやなりたち、地球の進化と石の濃密なかかわりなどを、三つの石の物語にのせてみごとに描ききりました。
読めば必ず、複雑そうな石の世界が驚くほどすっきりと頭に入り、地球が太陽系で特別な惑星に進化するまでの道筋がわかり、そして石がいとおしくなるはずです。