ジャンヌ＝ダルクの百年戦争 新訂版

新・人と歴史拡大版　０６

清水書院
堀越孝一　

• 価格: 1,980円（本体1,800円＋税）
• 発行年月: 2017年04月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784389441067

内容情報

[BOOKデータベースより]

ジャンヌ・ダルクが「救国の聖女」の極印を打たれてすでに久しい。この通貨はいまだに有効で、なにか動乱があって女性が登場すると、すぐさまジャーナリズムは「現代のジャンヌ＝ダルク」をうんぬんする。これも確かに「ひとりのジャンヌ＝ダルク」ではあろう。だが、神格化された人々のアスピレーションのむかう対象となったジャンヌ＝ダルクの陰に、「もうひとりのジャンヌ＝ダルク」がいる。同時代人はジャンヌ＝ダルクをヴァロワ王権の味方、教会にそむく異端の少女としか見なかった。本書は、その時代の生身のジャンヌ＝ダルクを追い求めた、ユニークなジャンヌ＝ダルク伝である。

１　噂の娘（イメージのジャンヌ；オルレアンの攻防）
２　百年戦争後半の幕あけ（王権横領；党派の争い；分裂するフランス王国）
３　ジャンヌ現代史（オルレアンへ；一四二〇年代；北征）
４　ルーアンのジャンヌ（コンピエーニュの悲歌；裁かれるジャンヌ）

[日販商品データベースより]

ジャンヌ=ダルクが「救国の聖女」の極印を打たれてすでに久しい。
この通貨はいまだに有効で、なにか動乱があって女性が登場すると、すぐさまジャーナリズムは「現代のジャンヌ=ダルク」をうんぬんする。
これも確かに「ひとりのジャンヌ=ダルク」ではあろうが、神格化された人々のアスピレーションのむかう対象となったジャンヌ=ダルクの陰に、「もうひとりのジャンヌ=ダルク」がいる。同時代人はジャンヌ=ダルクをヴァロワ王権の味方、教会にそむく異端の少女としか見なかった。
本書は、その時代の生身のジャンヌ=ダルクを追い求めた、ユニークなジャンヌ=ダルク伝である。