[BOOKデータベースより]
明治維新は近代化の名の下、万物にわたり日本の社会を劇的に変えた。―園芸・造園の世界もしかり、である。それまで武家社会が支えてきた伝統的な江戸の園芸文化、庭園文化が崩壊し、それに代わって、近現代園芸・都市公園事業が台頭した。本書で語られるのは必ずしも時系列で整理・整列された歴史ではなく、これまでの歴史の陰に隠れたり、断片的にしか紹介されてこなかった歴史的なトピックである。しかしそのどれもに、現代へと続く萌芽的事象が発見され、“この時代にすでにこのようなものがあったのだ…”という驚きを禁じえない。
1章 近代日本における緑花事業の萌芽と展開(日本園芸会と『日本園芸会雑誌』が明治期の園芸の進歩・発展に果たした功績;明治の元勲、大隈重信は「花と緑の文明開化」の牽引者;明治期における内外の博覧会が花と緑の文明開化に果たした役割 ほか)
2章 横浜を舞台とした花と緑の文明開花物語(プラントハンターを魅了した日本のユリ;海を渡る日本のユリと横浜植木;明治の変わり咲き朝顔と横浜 ほか)
3章 花と緑の文明開花を牽引した「横浜植木」の偉業(明治の園芸史上さん然と輝く「横浜植木」;「横浜植木」が花と緑の文明開化に果たした役割と業績;現存する最古の海外向英文カタログの全容 ほか)
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“当時すでにこんなものがあったのか!?”驚きの連続。今まで語られなかった、明治時代の園芸・造園の歴史的トピックスを一冊に。