[BOOKデータベースより]
“信じる”ことは、なぜいつも困難なのか?一方に朽ち果てる大伽藍、目を転じれば無数の「野生人」と「素朴な人々」…フェティシズムの発見からオリエンタル・ルネサンスを経て社会学の誕生までを描く初めての思想史。
社会科学と世俗の宗教性
1 異教とキリスト教の精神史―十八世紀(一神教原理と近代異教主義の相剋;啓蒙思想としてのフェティシズム概念―ド・ブロスとヒューム;宗教起源論から言語起源論へ―ド・ブロスの象徴主義批判;ド・ブロスと十八世紀啓蒙―その思想と知的生活)
2 「自由」と「社会」のアリーナ―十九世紀(近代人の自由とフェティシズム―コンスタンの宗教政治学;「普遍史」とオリエント―ミシュレとロマン主義の時代;民衆・宗教・社会学―サン=シモンとコント;権威と信頼の政治学―コントの実証主義再考)
ベルクソンの神秘主義思想とキリスト教
『労働階級と危険な階級』のルイ・シュヴァリエや『預言者の時代』のポール・ベニシューに触発されつつ、カトリックの大伽藍が崩壊した大革命以降の歴史を司祭=エリートと野生人=民衆の抗争として描く試み。
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「民衆」はいかに発見されたのか? フェティシズムとの邂逅から〈社会学〉の誕生までを描くことで跡付けた初めての思想史