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[BOOKデータベースより]
19世紀イギリス、ヴィクトリア女王の時代に、独創的な色と文様のタイルで人びとの暮らしに彩りと潤いを与えたド・モーガン。その事績をたどり、背景をなす多彩な「アート」の実像に迫る。
第1部 「近代」を体現する人々(数学者の父と慈善活動家の母のもとで;「アート」の世界へ―「絵画」ではない何か;「モリス・マーシャル・フォークナー商会」、そして陶制作へ)
[日販商品データベースより]第2部 「アーティスト・ポター」へ―ド・モーガン製陶所の設立と展開(ド・モーガン工房設立までの陶制作;ド・モーガン製陶所の設立と展開;ド・モーガン製陶所の製品)
第3部 突き抜ける「アート」―仲間との「ロマンス」(「アート」をめぐって;ド・モーガンとモリス、そして仲間たちと;画家、そして、妻のイーヴリンと)
第4部 「アート」と空間―ド・モーガン・タイルの愛好家たち(数奇者の家―「レイトン・ハウス」;イスラーム・ブームとタイルづくしの家―「デベナム・ハウス」;建築家ショーと中産階級の住まい―「アドコート」;湖水地方の別邸―「ブラックウェル」;船旅ブームとタイル―「豪華客船」の室札)
〈生活と芸術の統合──ウィリアム・モリスの制作を支え、影響を与えた友の存在〉
〈タイル制作を中心に、近代イギリス・ヴィクトリア朝時代の芸術を彩ったド・モーガンの足跡をたどる〉
産業革命による経済の発展が成熟に達したイギリス帝国の絶頂期とされるヴィクトリア女王統治時代(1837〜1901)にあって、製陶家、デザイナーとして活躍したウィリアム・ド・モーガン(1839〜1917)の生涯と芸術活動を辿り、それを通じて当時の美術界の様相を浮かび上がらせる一書。ド・モーガンはウィリアム・モリスと親交し、中世の手仕事に帰り生活と芸術を統一することを唱えた「アーツ・アンド・クラフツ運動」(美術工芸運動)においてモリスの作品を補佐、共作。やがて独自の創作活動を展開、特にタイル制作に顕著な実績を遺している。2017年はその没後100年にあたり、本国イギリスでは高い評価と
関心が寄せられてきたド・モーガンを、日本で本格的に扱う初の書籍となる。