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[BOOKデータベースより]
行動経済学は行動主体たる人間の感情の役割をクローズアップしたがために注目を浴びた。しかし本書の著者はこう言う―行動経済学のこれまでの成果は往々にして、愛や怒り、妬みといった感情をもっぱら合理的な意思決定から人を遠ざけるものとばかり位置づけてきたが、それは悲観的に過ぎるというものだ。感情は合理的な側面もそなえていて、われわれにさまざまな利益をもたらしてくれるのだ。ゲーム理論と進化論とに注目し、「意外と賢い感情」の実例を多様な実験と、自らのコミュニティーでの出来事とを照らし合わせることにより、ビビッドに説き明かす。ケネス・アロー、ロバート・ルーカス、アルヴィン・ロスら歴代ノーベル経済学賞受賞者が絶賛する、行動経済学の新たな収穫。
第1部 怒りとコミットメント(悩むことにはどんな意味があるのか―コミットメントを作り出すメカニズムとしての感情;なぜわれわれは、残酷な仕打ちをする相手に惹かれるのか―ストックホルム症候群とナチスの教師の話 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 信頼と寛大(汚名と信頼のゲーム―なぜハチは自殺したのか;自己成就不信 ほか)
第3部 愛と性(愛を与えてくれるスプレー―信頼を生み、不信を消すホルモン;男と女の進化―神話を検証する)
第4部 楽観主義、悲観主義、集団行動(なぜわれわれはこれほどネガティブなのか―感情の算数;傲慢と謙虚―ノルウェーの教授の症候群 ほか)
第5部 合理性、感情、遺伝子(不合理な感情;生まれか育ちか―合理的感情の源はどこにあるのか)
怒りや悲しみ、妬みといった感情は理性とは相入れないという通念は間違っている。感情と知性は切り離せないものなのだ。感情の意外な計算高さや賢さに注目する、行動経済学解説。