[BOOKデータベースより]
「わたし、おねえちゃんになったからがんばったのに、いっつもひとりぼっちみたいなの」このきもちどうしたらおかあさんにつたわるのかな―?このごろちょっぴり淋しげな、みなちゃん。それは、おかあさんが、あかちゃんのお世話で毎日いそがしいから―あまえたいのにあまえられない、おねえちゃんになった女の子の気持ちを柔らかな空気感で描いた、注目の2人の作家による、はじめてのコラボ絵本!
[日販商品データベースより]このごろ淋しげなみなちゃん。それはおかあさんが、赤ちゃんのお世話で毎日忙しいから…。おねえちゃんになった女の子の気持ちを柔らかな空気感で描いた、注目の2人の作家による、初めてのコラボ絵本。
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「ねぇ おかあさん…ねぇ おかあさんってば!」お人形を抱えた女の子が呼んでいます。女の子の名前はみなちゃん。「ねぇ! おえかき いっしょにして!」「おかあさん みて!」あかちゃんのお世話で大忙しのお母さんは、なかなかみなちゃんをふりむいてくれません。ごはんのしたく、あとかたづけ。やることはいっぱい。「いまいそがしいの あとにして」「おねがい みなちゃん あとにして」お母さんは言います。あかちゃんが泣き出し、ミルクがこぼれ、どうしたらいいかわからなくなったみなちゃんは……暗いクローゼットにかくれます。おねえちゃんだから、はみがきだっておきがえだってがんばったよ。でもいっつもひとりぼっちみたいだったの。なんでおねえちゃんになったんだろう。いつまでおねえちゃんなの?みなちゃんの気持ちを思うと、切なさにぐっと来てしまいます。心もとなさと子どもの強さが、みやこしあきこさんが描くやわらかい線に浮かび上がります。作者のLEEさんは『ヨクネルとひな』(酒井駒子・絵)の文章を手がけている作家さん。みやこしあきこさんとはじめて組んだ作品です。クローゼットのなかでひとりぼっちに思えたみなちゃんですが、ひとりぼっちではありませんでした。みなちゃんを待っていてくれた、くまのヨーンやうまのモクモク。みなちゃんがいつも遊んでいる世界のなかにも、みなちゃんを支えてくれるものがいるんですね。(人形たちの表情の愛らしさが、さすが、みやこしあきこさんです。)「みてみて!」にいつもふりむいてあげられなくても、こんなふうにおいしい時間を一緒にすごせたらいいな。最後の場面にほっとして、子どもを抱きしめたくなる絵本です。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
7歳,我が家の小学1年生の娘が一人読みしました。
娘は一人っ子なので,お姉ちゃんになった主人公の気持ちにどこまで共感できたかはわかりませんが,絵本を通してまた自分と違う立場の者の気持ちを感じ考えるのはとても大切で貴重だなーと親としては思いました。
女の子らしいぬいぐみや玩具たちとお茶を共にする場面,そう「心の友」ではないですが,幼い子供にとってこういう支えも大切なんだなーと改めて思いました。我が家の娘も,大切にしているぬいぐるみ,毎晩胸元に抱えてぎゅっとしています。きっと彼女の中で,現実とはまた違う,そして生身の人間ではないからこそ伝えられる,そんな何かがあるのかも知れません。子供の頃の私もそんな時があったなーとふと思い出しました。(まゆみんみんさん 40代・兵庫県 女の子7歳)
【情報提供・絵本ナビ】