[BOOKデータベースより]
戦争の引き起こす悲しみや苦悩は、世界で、どう語りつがれてきたのだろうか。人間の歴史において戦争とは何であったのか。それを知るために、この国のいくさの物語を、世界の戦争文学のなかで捉え直す。わが国の人々が生み出した戦争文学から何がわかるか。
プロローグ 戦争と平和と文学と
第1章 『平家物語』と西欧の叙事詩―その文学的差異
第2章 体験としての『平家物語』
第3章 スコットランド叙事詩『オシアン』との共通性・異質性―『平家物語』の世界的位置
第4章 古代インド人の時間認識と戦争―いくさの物語と時間
第5章 ヘロドトス著『歴史』等との対比から―いくさの物語と苦悩の表現
第6章 イタリアの叙事詩三作品―戦いの面白さとその限界
第7章 エウリーピデースと世阿弥―戦いの伝承の劇化
エピローグ 東洋と西洋と
日本の軍記物語と西欧の叙事詩を中心に、戦いを題材とした世界の様々な作品との比較を試み、それぞれの独自性を明らかにすることで、『平家物語』ひいては日本自体を見つめていく視点を得る。
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