[BOOKデータベースより]
おしゃれすぎる家、建築家のパパとママ、へんてこな自転車…わたしはふつうがよかったのに。1960年代の北欧ノルウェー。ひとりの少女のなやましくて美しい日々をアカデミー賞監督が描く。小学校中学年から。
[日販商品データベースより]おしゃれすぎる家、建築家のパパとママ、へんてこな自転車。私はふつうがよかったのに…。1960年代の北欧ノルウェー。ひとりの少女のなやましくて美しい日々を、アカデミー賞監督が描く絵本。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- わたしの糸
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2019年09月発売】
- のぞいてみようひこうきとくうこう
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
- うみのなかをのぞいてみよう
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
- ザ・グレートボールゲーム
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2024年07月発売】
「頭のなかは、ぐるぐるしてる。ほしいものは、自転車。いらないものは、パパの口ひげ、ぐらぐらイス、ママご自慢のワンピース」春、主人公の「わたし」は7歳。三人姉妹のまんなかで、建築家のママとパパがいます。「わたし」のパパとママは、ちょっと変わった人でした。町で口ひげを生やしているのはパパだけだし、ママのワンピースはとっても奇抜。家では、脚が三本しかないイスで生活しています!かたや、おとなりに住んでる親友のベネディクテは、とってもふつうなおうちの子。「わたし」は、ふつうのパパがいて、ふつうの家に住むベネディクテが、うらやましくってしかたありません。あんまりうらやましすぎて、おなかが痛くなってしまうほど!ある日、自転車をねだった「わたし」のために、わざわざイギリスから最高の自転車をとりよせたという、パパとママ。自転車は近所でも買えるのに、なんでわざわざイギリスから……?なんだかとっても、いやな予感──アカデミー賞受賞のアニメーション作家が描く絵本!本作は、著者みずからの経験をもとにしたアニメーション作品、「モールトンと私」(2014年アカデミー賞ノミネート)を絵本化したものです。人とはちょっと違うけど、自由で自立した、「わたし」のママとパパ。少し話のおおげさなおばあちゃんと、仲良しの姉と妹。そして、「ふつう」である親友の家族をうらやむ気持ちが止められない、「わたし」。魅力的なキャラクターと、カラフルなイラストレーションで描かれる本作。しかしその楽しげなビジュアルとはうらはらに、描かれている物語は、せつなくて、しずかに胸にしみる、家族の物語です。親友ベネディクテの家族に起きたある事件をきっかけにして、少しずつ変わっていくふたりの友情と、家族に対する「わたし」の気持ち。あらがいようのない変化のなかで「わたし」がいだく、ちくちくと痛むような、肌寒いような、まだ言葉にもならない静かな感情。著者自身の経験をもとにしていることもあって、「わたし」の目を通して見た、7歳の少女をとりまく世界のリアリティが、本作のみどころ。「わたしの心は、ぐるぐるしてる。ベネディクテに対する気持ちは変わった。でもこれって、いいこと? わるいこと? わたしには、わからない」うちがおとなり同士の親友、彼女の家にはふかふかの絨毯、かわいいペットの犬、それからふつうですてきなパパ。すべてがきらきらしていた、あの夏の日にもどれたら──「ふつう」であることにあこがれる少女が、移ろう季節のなかで、みずからと家族を見つめなおす、せつなくもあたたかな物語。
(小説家 堀井拓馬)
2軒くっついて建っていたら、お隣のことを気にするかも知れない
と思いました。我が家は、両隣は、畑だから、隣はかなり離れてい
ます。とても羨ましく思っていたお隣の親友のべネディクテのお父
さんがスーツケースをいくつもタクシーに積み込んで家を出て行っ
てしまいました。見た目では、夫婦のことはわからないと思いまし
た。普通の自転車ではなくても、三人姉妹が仲良く乗れてとても
気に入ってよかったと思いました。(押し寿司さん 60代・愛知県 )
【情報提供・絵本ナビ】