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[BOOKデータベースより]
行仏とは、天地一杯のいのちの力を自らの力として生きること、そこに天地の威儀が現われる。「行仏威儀」の巻を単なる解釈でなく、自らの生きるいのちの言葉として読みとき、新たな息吹を感じさせる提唱録。
正法眼蔵 行仏威儀 原文
[日販商品データベースより]仏法は口ではいえるものではない それなのに道元禅師はなぜ大部の正法眼蔵を書かれたか
正法眼蔵のご文章もよくよく案ずればひとえに興正一人がためなりけり
私の人生という一生そのものがじつは一〓(けい)の坐禅なのだ
地獄へ突き落とされたらどうするか?地獄にじっとつかり込んで身動きできぬと決定する
われわれ間違えればこそ生まれてきたのだ その限り生きているということはすべて間違っている
色気と食気だけは分かる しかしあと分からない、とにかく子供を産んでおけという野蛮時代
来生は人間に生まれ変わるといわれた白犬が悩んでいる 土用に三度人間のクソにありつけるかどうか
やる気も何も失せた最後のギリギリはどうだ?「どうでも勝手にしやがれ御いのち」で死んでいく
坐禅修行して悟ろう悟ろうとする求道の姿がじつはそういう形で物足りようとする思いでしかない
道元禅師が語られた「眼横鼻直」とは何か?いまの息は、いま息せねばならぬと悟られたのだ
仏さんは説法するばかりと思っている ところが仏が法を聴き、仏が修行し、仏が成仏するのだ
「後 記」より抜粋
本書は内山興正老師晩年の正法眼蔵・行仏威儀巻のご提唱です。この巻は道元禅師がまだ永平寺へ移られる前、京都・深草の観音導利興聖宝林寺で記されたもので、示衆の日付けはありません。後にこの巻からいくつもの眼蔵の巻が生まれたように、全体を孕みつつこの巻自身が深い威儀の整ったものになっています。
「あとがき」にもありますように、この頃老師は体調が万全とはいえず、丸一年かかって話された後なお丸三年半の時をおき、「正法眼蔵味読会」をおやめになってから改めて全体を眺めて、推敲し手を入れられたものです。
ご生前「この行仏威儀の巻によって、私は眼蔵に一段深く目を開かせてもらった」とおっしゃっておられました。本書は老師の眼蔵拝読の一つの到達点といっていいと思います。常に新たな世界を切り拓こうとなさっている息吹きを感じます。