- K
-
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2017年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062903370
[BOOKデータベースより]
「Kのことを書く。Kとは、ぼくの死んだ配偶者で、本名を桂子といった。」詩への志を抱く仲間として出会い、結婚したKとの暮らしは苦労の連続ながら子供にも恵まれ落ち着くかに見えたが、「ぼく」が小説を書くようになると家庭から遠ざけられる。幼い娘と繭のなかのように暮らし、詩作や学問に傾注していった彼女の孤高の魂を、最期まで寄り添った同志として丁寧に描き出した純真無垢の私小説。逝きし妻への切なる鎮魂の書。
[日販商品データベースより]詩人として出発し、小説、児童文学など幅広く活躍してきた著者が、詩への志を同じくする配偶者との出会いから末期癌による辛い闘病生活の末の最期までを愛惜とともに描いた私小説。貧しい暮らしをものともしない生き方、自我のぶつかり合いによって築き上げられた特異な夫婦生活、常軌を逸した子供との結びつき、詩と学問への執着、どこか平静な病気との向き合い方などを通して浮かび上がる「K」の孤高の魂が感動を呼ぶ長篇小説。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- その果てを知らず
-
価格:880円(本体800円+税)
【2024年10月発売】
詩への志を同じくする妻との最期の看取りまでの長い道のりを愛惜とユーモアとともに描き、その孤高な魂を浮かび上がらせた感動長篇。