記憶と追悼の宗教社会学

戦没者祭祀の成立と変容

北海道大学出版会
粟津賢太　

• 価格: 7,040円（本体6,400円＋税）
• 発行年月: 2017年01月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784832968264

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１部　理論編（集合的記憶のポリティクス；儀礼国家論と集合的記憶―集合的記憶の社会学構築のために；現在における「過去」の用法―集合的記憶研究における「語り」について）
第２部　事例編（偉大なる戦争―英国の戦没者祭祀における伝統と記憶；古代のカノンと記憶の場―地方都市における戦争記念施設；市民宗教論再考―米国における戦没者記念祭祀の形態；近代日本ナショナリズムにおける表象の変容―埼玉県における戦没者碑建設過程を通して；戦没者慰霊と集合的記憶―忠魂・忠霊をめぐる言説と忠霊公葬問題を中心に；媒介される行為としての記憶―沖縄における遺骨収集の現代的展開）

[日販商品データベースより]

ナショナリズムがいかに死を正当化したか。ナショナリズムの文化的側面の中でも、死を正当化する観念を再生産する社会的装置、すなわち戦没者追悼・記念施設や追悼儀礼に注目し、集合的記憶や社会の宗教性について論考。