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[BOOKデータベースより]
敗戦後の若い詩人たちは、当時の日本の思想・文学に強い支配力をもったマルクス主義の理念や伝統的な抒情詩の自然感性に、さまざまな位相で対抗的に想像力を形成する。それが画一的な言語とスタイルを拒む、多様で多彩な詩的世界を生みだした。なぜ、戦後詩なのか―。シュルレアリスムをめぐる新稿を巻頭に、九つの論考から成る力篇「谷川雁論」をはじめ、秋山清、吉岡実、中村稔、岡井隆、村上一郎、辻井喬、黒田喜夫らを論じた詩人論と、「列島」批判の論考を収録。
1 現代詩、もうひとつの戦後空間―シュルレアリスムを超えるもの(“祖国なき精神”という場所;サルトルのシュルレアリスム批判とは?;「シュルレアリスム宣言(第一宣言)」と自動記述法;“のつぺらぼう”の正体?;夢と霊感、至高の受動性)
[日販商品データベースより]2 多面体としての、戦後の詩(秋山清論―現実体感力の孤独;吉岡実論―死児の哺乳あるいは形而上的下痢;中村稔論;岡井隆論;村上一郎論;辻井喬論;堀川正美の詩の世界;岩田宏論―反メタフィジカルな言語;「列島」批判の一側面―詩の不可能性;戦後叙述詩の可能性―御庄博実「岩国組曲」を中心に)
3 詩と反詩、せめぎあうプラズマ(谷川雁論;黒田喜夫論)
絶えざる現在性の批評として、半世紀にわたって、最も高い稜線を形づくってきた北川透の営為を精選する待望の集成。本巻には、「谷川雁論」をはじめ、秋山清らを論じた詩人論と「列島」批判の論考を収録。