八代目市川團十郎

気高く咲いた江戸の花

吉川弘文館
木村涼　

• 価格: 3,080円（本体2,800円＋税）
• 発行年月: 2017年01月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784642083041

内容情報

[BOOKデータベースより]

江戸後期の花形役者として一世風靡するも、３２歳で突然の死を遂げた八代目市川團十郎。家の芸を継承しながら独自の個性を積み重ねた舞台姿、成田山との交流を活写。新発見の團十郎一家の手紙を紹介しつつ生涯を描く。

プロローグ　気高く、粋に、艶やかに
１　花の舞台―堺町・葺屋町・木挽町時代（江戸歌舞伎へ登場；八代目市川團十郎襲名；座頭就任；三度の「勧進帳」；天保改革始まる）
２　成田山新勝寺との縁（成田山との交流；寺社への寄進）
３　花の舞台―猿若町時代（猿若町歌舞伎の幕明け；栄えある孝子表彰；新たな個性の開花；初めての大坂行きと父海老蔵の赦免；新しい役どころに挑む―時次郎・光氏・児雷也・与三郎；甲州亀屋座興行と困惑の中村座；二代目中村富十郎との確執；衝撃の自殺；入り乱れた死の情報）
４　手紙にみる家族の絆（市川團十郎と伊達家との交流；一五通の手紙）
エピローグ―江戸時代最後の團十郎

[日販商品データベースより]

江戸後期の花形役者として一世風靡するも、３２歳で突然の死を遂げた八代目市川團十郎。波瀾の生涯とその素顔を、新発見の富士市伊達家所蔵の團十郎一家の手紙を紹介しつつ描く。