- 死を想え『九相詩』と『一休骸骨』
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- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2016年12月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784582364415
[BOOKデータベースより]
日本の物語は、歌は、死をどのように描いたか。『源氏物語』が初めて人の死をくわしく語ったあと、中世には、屍の変容を凝視する『九相詩』が、近世には、骸骨たちが睦みあい、病み、死に、葬られる、ユーモラスな版本『一休骸骨』が知られる。そこに生きているのは、日本人のどんな死生観であるのか。
1 死を語る(『源氏物語』の死;蝉の殻)
2 醜悪な死(『今昔物語集』;不浄観;谷崎潤一郎が描く不浄観)
3 『九相詩』(腐敗する屍;『九相詩』の盛行;『九相詩』とキリシタン;キリシタン版『倭漢朗詠集』;版本『九相詩』にない歌;奈良絵風『九相詩』;「生前相」のある『九相詩』)
4 『一休骸骨』(宴に興じる骸骨;死ぬ骸骨;『一休骸骨』の成立)
5 『九相詩』と『一休骸骨』の合体(『九相詩』の利用;現代の『一休骸骨』)
日本の物語は、歌は、死をどのように描いたか。死体の変容をつぶさに追い無常を観想する文学『九相詩』、骸骨が生き、愛し、死ぬ物語『一休骸骨』。日本の「メメント・モリ」の系譜にこの国の死生観をみる。
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死体の変容をつぶさに追う観想の文学『九相詩』、骸骨が生き、愛し、死ぬ物語『一休骸骨』に、この国の死生観をみる。