[BOOKデータベースより]
歴史や思い出こそ、人生の宝になるんだよ。おばあさんが聞かせてくれたのは、骨董品ひとつひとつに秘められた、すばらしい冒険物語!にしきごいのうろこ、いなずまのかけら、サバンナの逃げ水など…骨董屋「銀杏堂」の女主人・高田さんの、14の冒険。小学校高学年から。
[日販商品データベースより]にしきごいのうろこ、いなずまのかけら、サバンナの逃げ水…。おばあさんが聞かせてくれたのは、骨董品ひとつひとつに秘められた、すばらしい物語。骨董屋「銀杏堂」の女主人・高田さんの、14の冒険。
「銀杏堂」は、レンちゃんが登校途中で見つけた骨董屋さんの名前です。ある日勇気をふりしぼって、お店に入ると、そこには店主の高田さんというおばあさんがいました。レンちゃんは、高田さんから、お店に並ぶ珍しい骨董品を手に入れるまでの冒険譚を聞きます。にしきごいのうろこを手に入れた時のにしきごいとの対決、稲妻のかけらを拾った激しい夕立ちの日のこと、ユニコーンの胸につかえていた四つ葉のクローバー入りエメラルド、朝つゆのついたクモの巣のネックレスを見つけたときのこと……それらひとつひとつを手に入れた時のハラハラする冒険や、夢のような不思議な体験。場所も北極からサバンナ、フランスなどはるか遠い異国で起きた出来事だったり、時には、絵のなかに入り込んでしまったことも。「歴史や思い出こそ、人生の宝になるんだよ」そう語る高田さんの冒険譚は、最高にワクワクするものでありながら、どこか人生の秘密までもが隠れていて、レンちゃんの心に影響を与えていきます。それは未来へ向けたレンちゃんの夢への手がかりともなるのでした。挿絵や装丁もとびきり美しい一冊。ひと目で素敵さが伝わる表紙カバーはもちろんのこと、カバーを開いた時に現れる紺と金色が美しい中身、見返し、ところどころに挟まれる贅沢なカラー挿絵など、すみずみまで手が込んでいる造本の素晴らしさは実際に手にとって感じてみてくださいね。小学4年生ぐらいから大人の方まで。珍しい骨董を手に入れるためなら、どんな苦労もいとわない、かっこいい高田さんのお話に耳を澄ませてみませんか。
(絵本ナビ編集部 秋山朋恵)
骨董屋さんのおばあちゃん高田さんと、そこに通う小学1年生レンちゃんのお話です。
高田さんが語るお話が面白くて不思議で、まさに表紙のイラストのような世界観なのです。
現実離れした世界観、それも読書の醍醐味でいいですねー。(まゆみんみんさん 40代・大阪府 女の子12歳)
【情報提供・絵本ナビ】